『capeta』1〜2巻(曽田正人/講談社)

シャカリキ!」のテルや、「昴」のすばるなど、様々な「天才」の姿を熱く描いてきた曽田正人。彼の最新作が2巻同時発売。今回の主役は勝平太(通称カペタ)……「カートレーシングの天才」になるであろう小4の少年です。
その「カートレーシング」の描き方がアツい! ぶっちゃけ遊園地にある「ゴーカート」をちょっとゴウカにしたもの(シャレじゃないです)なのに、しかもたった劇中でのレース時間は、多分1時間にも満たないのに、まるでF1を生で見てるような感動と興奮が読者にビンビン伝わってきます。さすが曽田正人
お話的には、まだカペタがレースに興味をもったくらいのところなのですが、もう既に天才の片鱗を見せており、今後が楽しみな作品です。オススメ。
それにしても、もう「昴」は描かないのかなぁ。せめて完結させてほしかったのに……。