「美少女戦士セーラームーン」Act.28

半年間見つづけて良かった
亜美ちゃんの復帰を少しでも長く、そして美しく描くために変則的なオープニングから、そこから見事につながったエンディング(オープニングでなぜセーラー戦士たちのキャストのテロップが出ないのかと思ったら……!)まで、完璧な構成の、まさに半年間の集大成と言える30分。ホントに感動しました!
特に樹海の中でのうさぎと亜美のやりとりが良かった。ちょっと太った亜美がうさぎに心情を吐露するあたりの流れは、さすが小林靖子! 今回は「タイムレンジャー」や「仮面ライダー龍騎」で等身大の若者の姿を描きつづけた彼女にとっても、ある意味集大成だったのでは? 新アイテム「セーラースタータンバリン」の出し方は、「龍騎」の頃に井上敏樹から教わったのか?というくらい無理やりだったけど、*1まあその辺は許しましょう。
そして美奈子の所へ向かうときのまことも良かった。ルナが人間になったことにも気付けず、美奈子がヴィーナスだったことも知らず、そして何よりただひとり戦士として覚醒してない彼女。
「変わったのは……ルナだけじゃないか」
と、そんな不安を隠すようにつぶやく演出も上手すぎ。さすが小林靖子!(またかよ)
他にも、まことの胸の間に隠れるアルテミスや、亜美をかばうため突然現われるネフライト(あんた今までも散々クンツァイトの邪魔してたがな)など見どころ多すぎ、内容濃すぎ。ありがとうセーラームーン! さようならセーラームーン!(終わってません)

*1:「555」でのファイズアクセルやファイズブラスターの登場時を思い出した